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2003年2月14

 

日立造船 有機ELD製造装置市場へ進出
真空機器メーカーの富士第一製作所を買収

 日立造船は、真空機器専業メーカーの富士第一製作所(大阪府能勢町)の株式を取得、有機ELディスプレイ製造装置市場へ参入する。

 富士第一製作所は1999年から有機ELDの多層膜蒸着装置を受注・製造。半導体やFPD用真空機器で高度な技術・ノウハウを有する。  日立造船は、中期経営計画「Hitz-Advance」で産業・精密機械分野を戦略指向分野の一つに位置づけており、昨年10月にエレクトロマシナリー(EM)室を設置し、FPD・半導体製造システムの販売やエンジニアリングに注力している。

 今回のM&Aにより、日立造船はグループ(日立造船メタルワークス、ブイテックス、武井電機工業)の精密機械技術と富士第一製作所の真空機器製造技術を融合し、有機ELDをはじめとするFPD製造装置事業を拡大する考え。


 

クラリアント 有機ELDのカソードセパレータ用レジストの詳細を公表

 ラリアントジャパンは、パッシブマトリクス型有機ELディスプレイのカソードセパレータ用フォトレジスト「AZ CTP-100」の特性を明らかにした。現像マージンが60〜180秒と広いのが特徴で、テーパ形状は現像時間ではなく、露光時間やPEB(Post Expoure Bake)温度などで制御できる。

 詳細はE Express 2月1日号


2003年2月13

 

Boe Techology HydisのTFT-LCD事業を正式買収

 中国のCRTメーカー、Boe Techology Groupは、Hynix SemiconductorのTFT-LCD事業買収が完了したと発表した。買収額は3億8000万ドル。  買収により、Hynixの子会社「Hyudai Display Technology」から3本のTFT-LCDラインや建屋などの固定資産、技術、特許、販売ネットワークといった無形資産を取得した。


 

ボールセミコンダクター 年内にTFT-LCD用マスクレス装置を開発

 ボールセミコンダクターは、年内に低温Poly-Si TFTを含むTFT-LCD用マスクレス露光装置を開発する方針を明らかにした。L&S=1μmに対応できる装置で、DMD(Digital Micro Mirror)チップを従来のSVGAからXGAへ変更する予定だ。

 詳細はE Express 2月1日号


2003年2月12

 

Vテクノロジー FPD用検査装置/リペア装置を独占公開

 ブイ・テクノロジーは、EExpress編集部に対しFPD用検査装置/リペア装置を独占公開した。

 検査装置「Capricorn」は、1100×1250oクラスの第5世代対応a-Si TFT-LCD基板を60秒弱で高速検査できる。また、従来PDP検査装置「Neptune」にはTDI(Time Delay Integration)カメラを用いていたが、高速化ニーズに対応するため、CCDラインセンサーカメラを搭載したCapricornを投入することを宣言。検査工程によってNeptuneとCapricornを使い分けたいことを明らかにした。

 詳細はE Express 2月1日号


2003年2月10

 

スペクトラテック 医療用モノクロTFT-LCD第2弾を開発
1786階調化のマジックを明らかに

 医療モニター用モノクロTFT-LCDメーカーのスペクトラテックは、今夏に20.8型QXGAパネルをリリースする。昨年リリースした1786階調モデルに次ぐ第二弾で、EExpressとの独占インタビューで256階調を1786階調にするミラクルグレースケール技術のトリックを明らかにした。

 詳細はE Express 2月1日号


2003年2月7

 

TI ニューアプリ開拓用DMD開発キットを発売

 Texas Instruments(米国)は、DMDの新しいアプリケーションを開拓するためDMD開発キット「DMD Discovery」を発売する。

 開発キットは0.7型XGA DMDチップ、Discoveryコントローラ、サポートICから構成され、米Productivity Systemより供給される。他の空間光変調製品に比べ高速、高精度、高効率でミラー・パターンを発生することができる。このため、システム開発者は開発キットを使用して、即座にPCファイルデータをDMDにダウンロードすることができる。

 TIでは@真の3次元ディスプレイをはじめとした特殊ディスプレイ、Aホログラフィック・データ・ストレージ(XGAのDMDでDVDディスクのような記録媒体に一度の書込みで75万ビットを超えるデータの記録が可能)、Bプリント基板や印刷製版などへ直接データ書込みを実現するリソグラフィなどのパターニング・アプリケーション、C顕微鏡、分光計、内視鏡イメージング、レーザー・アプリケーションなどの科学・医療用機器、といったアプリケーションの開発を期待している。


2003年2月6

 

NEDOの有機EL開発プロジェクトの目標が一部変更へ

 2002年度から国の次世代ディスプレイ技術開発プログラムの一貫として行われている「高効率有機デバイスの開発プロジェクト」の03年度基本計画案がまとまった。実施主体の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)で開かれた「高効率有機デバイスの開発事業に係る基本計画検討会」で方向性が打ち出されたもので、初年度に比べ減額予算になったことで開発目標が一部変更される見通しとなった。

 詳細はE Express 2月1日号


2003年2月5

 

LG.Philips.LCD 京幾道坡州に第6世代TFT-LCD工場を建設

 LG.Philips LCD(韓国)は、京幾道坡州(パジュ)地域に第6世代TFT-LCD工場を建設する。
 具本俊社長と孫鶴圭・京畿道知事が京幾道坡州にLG.Philips.LCDが工業用地分譲に関する覚書に調印したもので、京畿道は坡州市月籠面ドグン里に約160万m2の産業団地を04年末までに造成し、LG.Philips LCDへ一括分譲する。
LG.Philips LCDはここにテレビ、ノートPC、モニター用TFT-LCD工場を建設する。注目されるマザーガラスサイズはまだ決まっていないとみられる。


 

JSR LCD用光学フィルム工場を建設

 JSRは、耐熱透明樹脂(アートン/ARTON)を用いた光学フィルム「アートンフィルム」の量産工場を四日市工場内に新設する。今年9月に完成する予定で、稼働後の供給能力は約500万u/年となる。

 アートンフィルムは位相差フィルムや透明導電フィルムなどの原材料フィルムで、ここにきて需要が急増している。このため、量産工場を新設することにした。

 その一方、同社は年末までにアートンの生産能力を3000トン/年に増強。アートンフィルムの量産投資と合わせ、LCD用光学フィルム事業を強化する。


2003年2月4

 

ボールセミコンダクター 近くCF用マスクレス露光装置を出荷

 DMD(Digital Micro Mirror)を用いたマスクレス装置でPCB市場を席巻するボールセミコンダクターは、近くLCDカラーフィルタ用装置を出荷する。320×380mm対応のR&D装置で、今後、量産装置の受注活動も本格化する方針。

 詳細はE Express 2月1日号


2003年2月3

 

タツモと住友重機械工業 TFT-LCD用スピンレスコーター専用ラインを新設

 タツモと住友重機械工業はTFT-LCD用スピンレスコーターを開発、国内外のTFT-LCDメーカーから受注したと発表した。
 両社は、クリーンルーム面積2520m2のスピンレスコーター専用組立ラインを住友重機械の岡山製造所内(岡山県倉敷市)に新設。2月末に完成、4月初旬に操業を開始する予定。今後、一貫専用ラインで装置を製作し、納期の短縮を図る考え。


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