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2005年11月30

 

東大とシャープ フレキシブルエレクトロニクスの研究開発拠点を設立

 東京大学ナノエレクトロニクス連携研究センターとシャープは、フレキシブルエレクトロニクスの研究開発拠点「東大シャープラボ」を開設、12月より研究をスタートする。5年間の共同研究契約に基づくもので、有機半導体デバイスや分子デバイスの基盤技術を開発する。

 ラボでは、東大の長期的学術・基礎研究力とシャープの実用化研究力を統合し、独創的な要素基盤技術を開発する。東大の研究者をプロジェクト専任研究者として公募選任し、シャープの技術者とともに常駐して共同研究を行う。研究者は10名程度を予定しており、ラボ長には東大教授の荒川泰彦氏が就任する。研究期間は2010年3月末まで。


 

松下東芝映像ディスプレイ 欧米のCRT生産拠点を閉鎖・清算

 松下電器産業と東芝のCRT事業統合会社、松下東芝映像ディスプレイ(MTPD)は製造・販売子会社の「MT映像ディスプレイドイツ(MT Picture Display Germany GmbH:MTPDG)」と「MT映像ディスプレイアメリカ(MT Picture Display Corporation of America (Ohio):MTPDA)」での生産を停止し、今年度中に清算することを決めた。

 薄型テレビの普及にともないCRTの需要が激減しているためで、今後、アジア・中国への事業シフトを加速する。


2005年11月29

 

出光興産とソニー 有機ELD用材料を共同開発
有機EL関連特許も相互利用

 出光興産とソニーは、有機ELディスプレイ用材料を共同開発することで合意した。共同開発を推進するため、両社が保有する関連材料特許・デバイス特許も相互利用する。契約は06年1月の予定。

 発光効率、輝度、発色性、応答性、寿命に優れた新たな高性能材料を共同開発する。また、相互利用では出光が保有するデバイス技術をソニーが、ソニーが保有する材料技術を出光が利用できるようにする。


 

住友化学 CFメーカーの新STIを吸収合併

 住友化学は、06年4月1日付で100%子会社のLCDカラーフィルタメーカー「新エスティーアイテクノロジー(新STI)」を吸収合併することを正式決定した。

 愛媛工場大江地区内にある新STIのCF製造設備と、隣接する光学フィルム製造設備の運営を一体化し合理化を図る。


 

日立化成 応力緩和型ACFの基本特許を取得

 日立化成工業は、応力緩和型異方導電フィルム(Anisotropic Conductive Film)の基本特許を取得したと発表した。

 応力緩和型異方導電フィルムは、ACFの接着後の弾性率を最適化することにより接続後の電子部品間に発生するストレスを緩和し、回路の反りを低減させて接続信頼性を向上させることができる。同社は1997年に特許を出願し、2002年に特許査定を得た。その後、特許の有効性について異議申し立てがあり、03年から係争を行ってたが、今年4月に知的財産高等裁判所の初判決日における唯一の原告企業勝訴を経て、特許庁により特許権を維持する決定がなされたもの。


2005年11月28

 

日本板硝子 中国のLCD用成膜メーカーの株式を取得し完全子会社化

 日本板硝子は、米Applied Filmsとの合弁会社で中国のLCD用成膜加工メーカー「蘇州美日薄膜電子有限公司(SUZHOU NSG AFC THIN FILMS ELECTRONICS:略称STEC)」の株式を全額買い取り、100%子会社化する。取得額は1460万ドル(約17.5億円)で、中国政府の最終承認を受けた後、100%子会社として運営する。

 STECはガラス基板上にITO膜を成膜し、中国内外のLCDメーカーへ販売。一方、同じ敷地内では日本板硝子の連結子会社「SNSG(蘇州板硝子電子有限公司)」がLCD用ガラス基板切断・研磨を行っている。このため、今後はガラス基板の生産から成膜に至るまでLCD用ガラス基板の一貫バリューチェーンを構築することになる。


2005年11月25

 

SCHOTTと倉元製作所 TFT-LCD用ガラス基板加工の合弁会社を設立

 独SCHOTTと倉元製作所は、韓国にTFT-LCD用大型ガラス基板加工会社「SCHOTT KURAMOTO Processing Korea」を設立する。11月中に設立し、梧倉科学産業団地(Ochang Scientific Industrial Complex)に新工場を建設する。

 資本金は78億ウォン(約8億6000万円)で、SCHOTTが75%、倉元製作所が25%を出資する。SCHOTTから代表取締役を含め3名、倉元から2名の役員を派遣する。第5世代ガラス基板と第7世代ガラス基板を中心に加工し、韓国のTFT-LCDメーカーへ供給する。ガラス基板加工技術についてはライセンス契約に基づき倉元が提供する。

 工場の敷地面積は16万4773m2で、延床面積は4万4591m2。月産能力は第5世代基板、第7世代基板とも約4万枚で、06年末から量産を開始する。投資額は約1170億ウォン(約120億円)。

 この第1フェーズ以降も大型ガラス基板の需要拡大に合わせて順次、生産能力を拡大していく計画だ。


 

横河電機 TFT-LCD製造装置・基板搬送用プラットフォームを開発

 横河電機は、TFT-LCD製造装置の次世代プラットフォーム「タンデムスルーステージ」を開発した。ガラス基板を乗せる台座とX軸/Y軸方向の門型稼動部で、第8世代マザーガラス基板に対応している。06年度から製品化する予定。

 製造装置のXYステージ機能と基板搬送機能を合わせ持っており、ダイレクトドライブモータ(LINEARSERV:リニアサーブ)とインテリジェントドライバ(DrvGV:ドライブジースリー)を搭載。±0.25μmという高い位置決め精度を実現した。このため、検査やリペアといった精密位置決め精度が必要な工程にも使用できる。もちろん、乾燥や塗布などの装置ユニットをタンデムスルーステージの上に取りつけるだけで共通プラットフォームとして用いることができる。

 まず第1段階では1台で使用することを想定。例えば洗浄装置〜コーター間の共通プラットフォーム機能と装置間の搬送ロボット機能として製造ラインを省スペース化するインフラてして提案していく。

 一方、第2段階では複数台接続して使用することを想定。各製造装置をタンデムスルーステージで一直線につなげれば基板の連続加工が可能になる。この結果、ライン全体の生産効率を高めることができる。


 

山形大学と三菱化学 新規ポリマー材料の開発で包括的研究協力

 山形大学と三菱化学は、新規ポリマー材料の合成・改質技術、コンパウンド技術、成形加工技術、解析技術の開発で研究協力する。

 三菱化学グループの研究プロジェクトのなかで、高機能・高性能ポリマー材料の開発と基盤技術の高度化に関して2010年3月までの5年間にわたって研究開発を推進する。また、山形大学内に共同研究の場を設け、工学部機能高分子工学科を中心とした研究者チームがプロジェクトに参画する。三菱化学は山形大学に研究員を派遣するとともに研究資金を負担する。なお、事務局は山形大学の東京サテライトオフィスに設置する。


 

JR東日本企画と日立 東京駅で電子ペーパーの実証実験

 JR東日本企画と日立製作所は、JR東京駅地下の「動輪の広場」で電子ペーパーの実証実験を行う。

 期間は12月1〜14日で、日立製作所が開発した電子ペーパーを計6面展示し、ニュース、天気予報、JR東日本からのインフォメーション、東京駅の案内などを表示する。静止画を5分間隔で表示し、@広告媒体の可能性、A表示に適したコンテンツ特性、Bネットワーク配信を含むシステム・運用における課題の抽出、などを検証する。


2005年11月24

 

東大 有機トランジスタ駆動のシート型点字ディスプレイを開発
電圧印加で屈曲性を示すイオン導電性高分子をアクチュエータに

 東京大学の染谷隆夫助教授と桜井貴康教授を中心とする研究チームは、有機トランジスタ駆動のシート型点字ディスプレイを作製することに成功した。電圧によってシート状イオン導電性高分子を屈曲させて“点”を上下させ、有機トランジスタのスイッチを用いて“点”の位置を選択する仕組み。プラスティックフィルム基板上にすべての素子が内蔵されているため、薄くて軽く、フレキシブルなアプリケーションができる。


2005年11月22

 

S-LCD 約100億円を投じて第7世代TFT-LCDラインを増強

  Samsung Electronicsとソニーの合弁会社、S-LCDは、約100億円を投じて第7世代TFT-LCD製造ラインを増強する。1870×2200oマザーガラスの投入能力を現在の6万枚/月から06年7月に7万5000万枚体制へシフトする。


2005年11月17

 

アルバック 米Litrexを完全子会社化

 アルバックは、インクジェット装置メーカーLitrexを100%子会社化した。litrexはこれまで、アルバックと英CDT(Cambridge Display Technology)がそれぞれ株式50%づつを保有する共同経営体制下にあったが、11月8日付でアルバックがCDTの保有する50%を買収し、完全子会社とした。

 Litrexのインジェット装置ビジネスは、高分子有機ELの研究開発分野をメインフィールドに展開されていたが、アルバックによる完全子会社化を契機に、応用範囲を拡張。なかでも大型TFT-LCD製造プロセスへの導入が今後、加速するものとみられる。


2005年11月15

 

三井金属 韓国に新会社を設立しITO加工・販売拠点を新設

 三井金属は、韓国にITOターゲットの生産・販売会社を設立する。ソウル市に営業事務所を設けるとともに、ソウル近郊の京畿道平澤市玄谷(キョンギドウピョンテクシヒョンゴク)地方産業団地に工場を建設する。

 10月に韓国京畿道と工場用地の賃貸借に関する覚書を交わし、1万5000m2の用地を確保した。新会社の資本金は40億ウォン(約4億4000万円)で、同社が全額を出資。当初、約30名でスタートする予定。

 新会社は日本と台湾の工場で製造したITOターゲットをバッキングプレートへボンディング加工して韓国のユーザーに出荷する。


 

ジェムコ 水系透明導電塗料を発売

 三菱マテリアルの100%子会社、ジェムコは水系透明導電塗料「TWU-1」の販売を開始した。ATO(アンチモンドープ酸化錫系導電性粉末)を水に分散・塗料化したもので、合成樹脂フィルム上に塗布すれば透明導電膜が得られ、除電、帯電防止、粉塵吸着防止機能をフィルムに付与することができる。

 従来の透明導電塗料は有機溶剤系塗料が中心で、VOC規制などの環境問題や作業環境改善のため水系塗料が望まれていた。しかし、これまでに提案されている水系塗料は導電性や膜強度といった特性で満足するものがなかった。

 TWU-1は溶媒に水を用いた環境負荷低減型UV硬化型塗料でありながら、膜特性は有機溶剤系導電性塗料に匹敵し、高い透明性が得られる。おもにディスプレイ周辺材料、半導体周辺材料、包装材料向けで、初年度は5000万円の売上げを見込んでいる。


2005年11月11

 

新日鐵化学 FPC用CCLの新工場が完成

 新日鐵化学は、九州製造所(福岡県北九州市戸畑区)に建設していたフレキシブル回路基板用無接着剤銅張積層板(2層CCL)「エスパネックス」の新工場が完成したと発表した。7月に第6系列が稼働したのに続き、12月から第7系列の稼働を開始する。

 エスパネックスの合計年産能力は現行の550万m2から第6系列(年産150万m2)、第7系列(同)が加わ850万m2へアップする。さらに、第8系列(年産150万m2)、第9系列(同)も九州製造所敷地内に建設する方向で検討している。


 

東レ・デュポン 東海市のポリイミドフィルム生産設備を増強

 東レ・デュポンは、ポリイミドフィルム「カプトン」の生産設備を増設する。愛知県東海市にある既存設備に隣接する形で新工場を建設し5号機を導入する。

 総投資額は約90億円で、07年夏に稼働を開始する予定。この結果、生産能力は現在より4割アップする。


2005年11月10

 

住友化学 カラーフィルター事業を強化

 住友化学は、LCDカラーフィルター(CF)事業を強化する。

 まず、11月4日付でグループ会社の新エスティーアイテクノロジー(新STI)の株式6.7%を台湾・東元電機(TECO)から取得し100%子会社化。さらに来春には吸収合併し、住友化学のカラーフィルター事業部にする方針。これにより、愛媛工場大江地区において隣接する光学フィルム工場と運営を一体化する。

 台湾では、住華科技有限公司の新竹工場に建設していた第2世代CF工場が完成、商業運転を開始した。マザーガラス投入能力は5万枚/月。今後、日本から輸出していたCFを順次、台湾工場製に切り換える。これによって生じる愛媛工場の生産余力を国内の需要増加にあてる。

 韓国ではCFメーカーである東友STI(住友化学60%、新STI35%、東友ファインケム5%)を12月に東友ファインケムに吸収合併する。10月に偏光フィルム・拡散板メーカーの東友光学材料と東友ファインケムを合併しており、この結果、韓国における情報電子化学部門会社は100%子会社の東友ファインケム1社に統合する。さらに、CF生産能力も16万枚/月から20万枚/月へ増強する。増強は06年5 月に完了する予定。


 

住友化学 中国のLCD用フィルム生産能力を増強

 住友化学は、中国の「住化電子材料科技(無錫)有限公司」の偏光フィルム製品化工場と液晶テレビ用拡散板工場を増強する。

 偏光フィルムの製品化能力は中小型で現行の約2.5倍に当たる5000万枚/月(2型換算)、液晶テレビ用大型品で8倍の1600万枚/月(32型換算)にアップする。

 一方、液晶テレビ用拡散板工場については06年稼働予定で年産能力5000トンの第一系列を建設中だが、年産能力5000トンの第二系列を新設する。完成は06年春の予定。

 今後、無錫では偏光フィルム製品化工場のさらなる増強、原反工場の新設、液晶ポリマー(LCP)コンパウンド工場の建設を検討。また、華南地区でも新たな生産基地を選定しているところで、無錫・上海・華南地区の3拠点で拡大する一方の中国需要に対応する。


 

SIIナノテク 超大型フォトマスク用リペア装置を発売

 エスアイアイ・ナノテクノロジー(SIIナノテク)は、最大1400×1600oの超大型フォトマスク用リペア装置「SIR8000」を発売する。価格は10億円。

 SIR8000は、半導体用フォトマスクのリペアに用いられているFIB(集束イオンビーム)修正技術を導入。白欠陥、黒欠陥の双方に対応することができる。FIBリペアには真空チャンバが必要になるが、ローテーションステージを採用することにより1400×1600oに対応できるようにした。リペア精度は25nm以下(3σ)で、任意形状で欠陥をリペアすることができる。また、0.3μm以下の欠陥もレビューできる。

 FIBのカーボンデポジション機能による白欠陥リペア膜はCr膜並みの高い付着強度を実現。また、ハーフトーンマスクの白欠陥も修正にも対応できる。


2005年11月4

 

オリンパスと日本板硝子 ガラス表面の微細加工技術を開発

 オリンパスと日本板硝子は、ガラス表面に100nmからμmサイズの微細な凹凸(構造体)を形成する技術を共同開発した。ナノインプリントやプラスチック成形用の型、ミラーやカバーガラスなどの光学部品、マイクロリアクター、バイオチップ向けとして加工ガラスをサンプル供給する。

 メカニズムは、ガラスの表面に先端が尖った圧子で局所的に高圧力を加えて圧縮層を形成した後、一般的なフッ化水素酸系の水溶液に浸漬させる。つまり、局所的に圧縮された部位のエッチングレートの違いを利用してガラス基板表面の任意の位置に凹凸を形成する。構造体のサイズや形状は、圧力を加える圧子のサイズとエッチング量によってナノメートルからマイクロメートルオーダーで自由に制御することができる。


 

日本山村硝子 電子部品用粉末ガラス生産プラントを増設

 日本山村硝子は、PDPをはじめとする電子部品用粉末ガラスの生産能力を増強する。6月に稼働した尼崎第2プラントに続き、休止中の尼崎工場(ガラスビン工場)の敷地内に尼崎第3プラントを建設する。

 延床面積は約3000m2で、06年3月に着工、8月に完成する予定。生産能力は現在の約2倍にアップする。投資額は約7億円。


2005年11月1

 

三井金属 福岡県大牟田市にTAB/COFテープ工場を新設

 三井金属は、福岡県大牟田市にTAB/COFテープ工場を新設する。製造子会社のエム・シー・エス(山口県下関市)の新しい製造拠点として06年1月に着工、07年に量産を開始する予定。

 約100億円を投じて月産1億2000万個のラインを導入する。この結果、既存の下関工場と合わせた月産能力は3億2000万個にアップする。ちなみに、三井金属はTAB/COFテープで世界シェア50%を誇る。



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